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MEGA TOKYO

 文化・産業・情報で国家の基盤を務め、世界を代表する秀逸な 宇宙開発計画により、国家の将来を担う第一級の技術集積都市。 その半面、国家の重要問題である産業の肥大・人口の増大を 追う世界一の超過密都市でもある。
 2025年に勃発したM8クラスの第二次関東大震災によって 壊滅的被害を受けた東京都は早急の復興が求められ、 2032年の現在も都内各所でその作業が続けられている。 しかし、東京都を東西に二分した最大高低差50mの巨大断層は 復興作業が続けられている現在もなお傷跡を残している。 また、都市機能の整備を目的に建設されていた東京海上の 水上都市は工事途中で放棄されて現在はゴースト・タウンと化している。 かつて、東京都のシンボルであった新宿区の高層ビル群は半壊して 雑居用に使用されて、2002年に建築された新都庁のビルも 震災と老朽のために現在は解体作業が進行している。千葉県の九十九里に 巨大な波力発電所、横須賀沖と武蔵野市に世界最大の太陽熱発電所が建設されて、 京浜工場地帯と東京都首都圏の全電力量の80%を生み出している。 それ以外においては、基本的に震災前と変わらず、 他に異なった風景と言えば、街中を走るガソール・カーとバッテリー・カー、 そして、ビル軍の屋根に並ぶ太陽光受光板ぐらいである。
 またかつての23区制は1996年に現行の16区制に改定された。
 しかし、東京都民の生活は大きく変わり、時代の進歩と技術の恩恵に 預かれる者と預かれない者の間に極端な貧富の差が生じて、 破綻寸前の都市機能の中で人々の不平不満が募ってきた。 更に国家自体の疲弊によって人々のモラルは低下して、 その反作用で新しい犯罪形態や犯罪者が生まれて 大きな社会問題と化している。
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